×

背景

胆汁酸は、数千年にわたり漢方薬として用いられてきました。

西洋医学において、ウルソデオキシコール酸(UDCA)が胆嚢や肝臓の疾患の治療薬として処方されるようになったのは、1970年代に入ってからのことである。つい1999年になってようやく、胆汁酸が代謝調節物質であることが認識され、これが胆汁酸を基盤とした医薬品に関する全く新しい研究分野を切り拓くこととなった。

胆汁酸の合成は肝臓で行われ、ヒトにおけるコレステロール分解の主要な代謝経路である。胆汁酸は胆嚢に貯蔵・濃縮された後、小腸へと放出される。胆汁酸は生理的な両親媒性界面活性剤であり、溶液中で自己会合し、極性脂質と混合ミセルを形成する。胆汁酸は、腸管内での脂溶性栄養素やビタミンの吸収と輸送を促進する。

研究

胆汁酸研究の主要分野を探る